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コンプレッサー
コンプレッサー の役割
空気などの気体を圧縮する機械で、工場内の空気作動式設備へ供給する高圧エアーを作ります。冷凍空調機器の場合は、閉回路内の冷媒を圧縮します。
各種形式が存在し、大きく非容積型と容積型に分類されます。また、モーターの配置位置によって、密閉型、反開放型、開放型などに分類されます。
用途や容量に応じて適する型式が存在しますが、小規模工場で良くみられるベビコンはレシプロ型、汎用圧縮機はスクリュー型が良く選定されます。
コンプレッサー  メンテナンスメニュー
●機器の分解点検、清掃、圧力測定など
●フィルター・ベアリング等消耗品の交換
●8,000時間もしくは1年で、定期点検の実施
●2~4年で消耗部品の交換・点検
●5年でオーバーホール
コンプレッサー  工事メニュー
●コンプレッサー設置工事
●コンプレッサーから供給設備へのエアー配管工事
●コンプレッサー更新設置工事
●コンプレッサー定期点検
●コンプレッサー用ドレン配管工事
●コンプレッサー用排気ダクト工事
対象業界
全業界
コンプレッサーのよくあるトラブル&効果的な対処法
1.吸込みフィルターの目詰まり
塵やゴミによりフィルターが詰まると、性能が低下するだけでなくポンプダウン運転(バキューム運転)になる場合があります。そのような状態が続くと、圧縮室内が高温になり最終的にはコンプレッサーが焼き付き、破損に至ります。
日常点検でエアブロー等で清掃してください。使用状況にもよりますが、最低1年毎の交換を推奨します。
2.圧縮エアーの品質不良(ドレンバルブや付属機器の故障)
通常、圧縮エアーの供給ラインには、フィルターや乾燥器を設置し、エアー中のゴミや水分を取り除きますが、フィルターの詰りや乾燥器の故障により、エアー品質が悪化し、供給先設備に錆等の不具合が発生することあります。また、バッファタンクのドレン排出不足により、タンク内部に錆が発生する場合があります。
日常点検の際、ドレンバルブの動作確認を行ってください。フィルターレギュレーターや乾燥器も同様です。メーカー推奨の定期点検や清掃を行ってください。
3.潤滑油の劣化
潤滑油を長期間交換せず使用すると、タール状になり潤滑不良で軸受が焼損する場合があります。
潤滑油劣化による炭化物の酸化反応熱によってエレメントが焼損することがあります。
定期的に油面計を確認し、潤滑油量の確認を行ってください。また、メーカー指定のサイクルで定期的な潤滑油の交換を行ってください。
4.吐出温度の上昇
潤滑油の不足、クーラー清掃不足、ポンプダウン運転等により、吐出温度が上昇し供給先設備で不具合が発生する場合があります。
潤滑油量の点検、クーラー清掃、フィルター清掃を定期的に実施してください。
5.エアー供給量不足
配管の接続不良、ダクトパッキンの劣化、安全弁に故障などにより、エアー供給が不足する場合があります。異音がする場合は、Vベルトが滑っている場合があります。
コンプレッサー本体と共に供給配管のエアー漏れ点検を実施してください。Vベルトの張り具合の点検を実施してください。
コンプレッサーの工事メンテナンス内容例
コンプレッサー分解点検
工事人員:2名  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
コンプレッサー分解点検
1.1年点検:フィルターの清掃等点検重視
2.2年点検:消耗品等の簡易整備
3.5年点検:電動機を含めたオーバーホール
参考価格 ¥60,000~
【コンプレッサー分解点検のポイント】
定期的にメンテナンスすることで、突発的な故障の予防になる。
オーバーホール
工事人員:2名  稼働時間:3日~  交通費:別途  材料代:別途
オーバーオール
1.本体を持ち帰る
2.分解洗浄
3.洗浄後劣化部分を交換
4.試運転調整
5.納品
参考価格 ¥100,000~
【オーバーホールのポイント】
あらかじめ交換する部品を選定しますが、使用状況により、交換する部品が増える場合があります。
消耗品交換
工事人員:1名  稼働時間:1日  交通費:別途  材料代:別途
消耗品交換
1.現状の使用状況の確認
2.コンプレッサーを止め、点検
3.フィルターを取替え
参考価格 ¥50,000~
【消耗品交換のポイント】
フィルター等の消耗部品は定期的に交換し、日々の点検を実施するようにして下さい。
コンプレッサー用排気ダクト工事
工事人員:2名~  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
ダクト工事
1.排気ダクト施工前に事前打ち合わせ
2.ダクトの製作・加工
3.搬入取付
参考価格 ¥300,000~
【排気ダクト工事のポイント】
コンプレッサー室の換気方法は全体排気、局所排気の2種類です。換気を考慮することで、潤滑油の劣化を抑制できます。