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粉体搬送設備
粉体搬送設備の役割
粉体を貯留、搬出、搬送する一連の設備で、製缶の貯留槽やホッパー、定量排出するロータリーバルブ、スクリューやベルトコンベア搬送装置、配管内を空気輸送するエア機器などで構成されます。
粉体の性質や搬送方法、処理方法などにもよりますが、乾燥機や粉砕機、粉気分離するバグフィルターなどが搬送ラインに組み込まれる場合もあります。
粉体搬送設備 メンテナンスメニュー
●モーターの定期メンテナンス・更新
●移送機器の消耗部品交換
●各関連装置内部の清掃
●ホッパーの内面破損、原料固着の点検、内部洗浄
粉体搬送設備 工事メニュー
●ロータリーバルブの整備
●スクリューコンベアの整備
●ベルトコンベアの整備
●モーターの定期点検
●機器据付工事
対象業界
食品業界、金属業界、産廃処理業界
粉体搬送設備のよくあるトラブル&効果的な対処法
1.貯留粉体の排出不良
一番多い問題は貯留漕からの排出する際に発生する、ホッパーからの排出不良です。粉体の種類や水分含有率、充填量減少など影響でホッパー内にブリッジが発生し排出装置まで粉体が落ちてこなくなります。
設計段階から粉体に合わせた機器設計を行い、ブリッジ発生を予防する、もしくはブリッジが発生しても解消できるような装置を組み込んで置くことが重要です。ブリッジが水分含有率によって大きく影響されるため、貯留物の水分管理も重要になります。
2.貯留槽や配管内部での詰り
粉体の壁面への付着や、内部での凝着、固着により詰まることがあります。
定期的な点検整備、清掃を実施してください。エアノッカー等を使用して詰りを防止することも有効です。頻繁に詰りが発生する場合は、搬送方法の変更を検討する必要があります。
3.機器類の摩耗によるトラブル
搬送する粉体が金属系や硬度が高い粒子の場合、ロータリーバルブや配管などは摩耗し、作動不良や破損が発生する場合があります。
メーカー推奨の定期点検を実施してください。ロータリーバルブなどは消耗品と考え、定期的な交換が必要になります。
4.粉体の洩れや拡散による周辺機器のトラブル
粒径が細かい粉体の場合、各部の隙間から漏れやすく、設備周辺や工場建屋内に粉体が蓄積し、作業環境を悪化させます。
粉体が漏れないよう各部隙間の管理を徹底します。また、フィルターや集塵機などを設置し、粉体が拡散しないよう対応します。
粉体搬送設備の工事メンテナンス内容例
ロータリ-バルブの整備
工事人員:2名  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
ロータリ-バルブの整備
1.取り外し
2.分解、洗浄
3.消耗部品交換
4.復旧作業
参考価格 ¥50,000~
【ロータリ-バルブ整備のポイント】
消耗品は定期交換します。かみこみ等によるロータリーの破損の場合、別途見積りが必要となります。
スクリューコンベアの整備
工事人員:2名~  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
スクリューコンベアの整備
1.ケース内部の清掃
2.スクリューの寸法や形状検査
3.消耗部品の交換
4.再組立、試運転
参考価格 ¥150,000~
【スクリューコンベアの整備のポイント】
定期点検が必要です。スクリューに破損が見られる場合部品交換となります。
ベルトコンベアの整備
工事人員:2名~  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
ベルトコンベアの整備
1.本体の清掃
2.ベルトの亀裂、摩耗等の検査
3.ローラー、モーターの点検
4.消耗部品の効果
5.再組立、試運転
参考価格 ¥150,000~
【ベルトコンベア整備のポイント】
ベルトは劣化しやすいため、入念な点検を実施してください。
モーターの定期点検
工事人員:1名  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
モーターの定期点検
1.錆など腐食状況の目視点検
2.絶縁抵抗、コイル抵抗値の測定
3.ベアリングのガタツキ点検
4.必要に応じて消耗品交換
5.再設置
参考価格 ¥100,000~
【モータ点検作業のポイント】
絶縁抵抗の測定により、漏電や配線劣化のチェックが可能です。
機器据え付け工事
工事人員:2名~  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
機器据え付け工事
1.機器の搬入
2.据付位置確認、アンカーへの固定
3.周辺機器、電源配線等の設置
4.粉体を使っての試運転
参考価格 ¥200,000~
【機器据付作業のポイント】
実際に搬送する粉体を使用して試運転してください。