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脱臭装置
脱臭装置の役割
工場や処理場などの処理工程で発生する悪臭と言われる臭気を処理する設備で、人が不快と感じる臭気を大気放出可能なレベルまで除去する装置です。発生源や臭気の種類によって処理方法や対応が異なり、オゾンや紫外線で殺菌する方法、覆蓋で拡散を防ぐ方法、活性炭吸着塔や生物脱臭塔などの処理設備を導入する方法などがあります。一般的には複雑な制御の必要がなく、維持管理が簡単なことが特徴です。
脱臭装置 メンテナンスメニュー
●送風機の点検、整備
●塔本体の点検、清掃
●活性炭の交換
●塔本体の劣化診断
脱臭装置 工事メニュー
●点検、整備工事
●回転機器の部品交換工事
●塔本体の清掃、補修工事
●活性炭の入換工事
対象業界
汚水処理場、排水処理場、化学工場、食品加工場
脱臭装置のよくあるトラブル&効果的な対処法
1.臭気を十分除去できない。
臭気の濃度変化や種類の変化に処理装置が対応できていないことがあります。生産工程の変化や、ダクトの追加、ルート変更により、取扱いガスの濃度、成分が納入時と変わっていることが原因になる場合が多いです。また、充填材の目詰まりや循環配管の付着物や汚れにより、十分な風量を確保できず、処理能力が低下している場合もあります。
●日常点検、定期点検の実施
日常点検ではガス漏れや、振動、騒音の点検などを行います。定期検査では入口および出口のガス濃度測定や分析、差圧の測定、内部堆積物の検査など、製造メーカー指定の検査項目にしたがって点検を実施してください。
2.ファンの異常、振動 (起動しない、振動、異音発生 )
インペラーにスケール等の結晶物、ゴミなどが付着して振動が発生したり、ベアリングの摩耗により異音や振動、固着が発生する場合があります。電動機においても、ベアリング摩耗などにより異音や振動が発生する場合もあります。
●ファン、ポンプ、電動機のメンテナンス(ベアリング、ベルト交換)
Vベルトなどの消耗部品の交換、異音や振動の有無、ベアリングの点検、電動機の絶縁抵抗や腐食の有無等について点検し、不具合のある部品については新品への交換を行います。
3.活性炭の寿命、微生物の死滅、触媒の劣化等
ガス濃度の条件が当初想定と異なり、活性炭の目詰まりや微生物の死滅が発生しているにも拘わらず気付かずに使用し続けていることがあります。
●活性炭、触媒、生物脱臭用微生物の点検
使用状況に応じた定期交換が必要です。点検を実施し、不具合が発生している場合は交換、補充料により初期状態を維持します。
4.処理ガスの漏れ
ダクト締結ボルトの緩み、パッキンの劣化などによって、ガス漏れが発生し、臭気の漏洩や処理効率の低下が起きる場合があります。
定期的なガス漏れ点検や差圧確認を実施して下さい。
脱臭装置の工事メンテナンス内容例
送風機の点検、整備
工事人員:2名  稼働時間:半日  交通費:別途  材料代:別途
送風機の点検、整備手順
1.ベルトカバー、接続部の取り外し
2.ケーシング内部点検
3.Vベルト、ベアリングの消耗度合確認
4.組立及び振動、騒音値測定
参考価格 ¥50,000~
【点検作業のポイント】
内部点検を行い消耗部品の 摩耗度合を調べて交換が必要か確認します。
塔本体点検、整備
工事人員:2名  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
塔本体の点検、整備
1.外観確認、クラック、ひび割れの有無
2.内部確認、腐食によるひび割れなどの有無
3.活性炭の劣化状況の確認
4.風量測定、風量確認
参考価格 ¥100,000~
【塔本体作業のポイント】
点検作業を実施し本体の劣化部分の有無を調べます。また、補修が必要かチェックします。
活性炭の交換
工事人員:2名  稼働時間:1日  交通費:別途  材料代:別途
活性炭の交換
1.開放部より活性炭の取り出し
2.新しい活性炭の充填、入換
3.開放部の密封、試運転
参考価格 ¥100,000~
【活性炭の交換のポイント】
活性炭の入換作業です。活性炭が古いと本来の能力が発揮できません。
ダクト及び配管の点検
工事人員:2名  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
ダクト及び配管の点検
1.接続部の取り外し
2.フランジ部や内部の劣化状況確認
3.ダクトや配管の交換
参考価格 ¥100,000~
【ダクト及び配管の点検のポイント】
ダクト接続部の確認をおこない正常に臭気が送り込まれて排出されているかを確認します。