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集塵機
集塵機の役割
粉塵障害防止規則に基づき、曝露されている粉塵から作業者を守る設備として使用します。
生産プロセスラインでは切断機に付帯する設備として回収・再利用の為の設備として使用されたり、粉体を使用するラインでは空気中に浮遊させないために使用します。
バグフィルター式、サイクロン式など機械式の装置と、静電気を利用する装置があります。
集塵機 メンテナンスメニュー
●フィルター交換
●粉塵の廃棄
●フィルターの診断
●オーバーホール
●ブロワーの点検整備 
集塵機 工事メニュー
●据付工事
●ダクト接続工事
●撤去工事
●作業環境の改善工事
対象業界
化学、食品、機械加工、産業廃棄物業界など
集塵機のよくあるトラブル&効果的な対処法
1.吸引力の低下
性能が低下する原因として、回収した粉塵がファンのインペラーやダンパーに付着し十分な風量を確保できない場合や、フィルターの目詰まり、パッキンの損傷や配管からのエアリークによって、十分に吸引できない場合などが挙げられます。
差圧計を設置し、測定値の管理を実施します。測定値の変化を確認し、フィルターの清掃や更新を行ってください。フィルターやファン、吸込配管内に付着物などの異物が無いか確認してください。配管等にゆるみや損傷が無いか定期的に確認してください。また、付着物が堆積しやすいため、ダンパーの前後どちらかに点検口の設置を推奨します。
2.粉漏れ
フィルターやガスケット類が劣化することにより、フィルターの破れやガスケットの破損が発生し、破損部から粉塵が漏洩する場合があります。
差圧計による圧力管理をしてください。フィルターの目詰まり、ガスケットの破断等により粉漏れが発生する可能性があるので、フィルターは定期的に交換を実施してください。
3.異常音、振動の発生
集塵機に付帯する回転機器が発生源となるケースが多くみられます。インペラーのアンバランスによる振れ回りやケースへの接触、軸受の損傷による振動、回転部への異物噛みこみなどが原因です。
また、ダンパーの開度によってサージングが発生し、騒音、振動が発生する場合があります。  
フィルターが破損して、ブロワーに入り込む場合があります。
まず、回転機器に異常がないか点検してください。サージングが発生している場合が、ダンパー開度を変えてみてください。
4.異臭の発生
吸引した粉塵の中に燃焼物や過熱物が混入し、フィルターが焼損する場合があります。
燃焼物の吸引により、フィルターが焼損した場合は、必ず新品に交換してください。切断機付近で集塵、回収する場合は、粉塵が燃えにくくなるように対策を実施する必要があります。
集塵機の工事メンテナンス内容例
フィルター交換
工事人員:2名  稼働時間:半日~  交通費:別途  材料代:別途
フィルター交換
1.集塵機開放
2.フィルター取外し
3.集塵機内清掃
4.フィルター取付
参考価格 ¥100,000~
【フィルター交換作業のポイント】
消耗品と考えてください。定期的に交換することで、未然にトラブル回避できます。
オーバーホール
工事人員:2名~  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
オーバーホール
1.消耗部品交換
2.フィルター交換
3.本体内部清掃
4.試運転実施
参考価格 ¥150,000~
【オーバーホールのポイント】
メーカーの指定サイクルにしたがって、定期的にオーバーホールを実施することで、 製品の劣化進行を抑制します。
フィルターの診断
工事人員:1名  稼働時間:半日  交通費:別途  材料代:別途
フィルターの診断
1.運転時の差圧を確認する
2.現地訪問し、フィルターを目視点検する
参考価格 ¥50,000~
【フィルターの診断作業のポイント】
集塵機がおかしいと感じたら、まずフィルター診断を実施しましょう。
ブロワーの点検整備
工事人員:2名  稼働時間:1日~  交通費:別途  材料代:別途
ブロワーの点検整備
1.ブロワーを分解する
2.ブロワー内部を清掃する
3.ベアリングを交換する
4.試運転調整実施
参考価格 ¥100,000~
【ブロワーの点検整備のポイント】
振動、異常音がしたら点検する。消耗部品は定期的に交換する。