脱臭装置のよくあるトラブル&効果的な対処法
1.臭気を十分除去できない。
臭気の濃度変化や種類の変化に処理装置が対応できていないことがあります。生産工程の変化や、ダクトの追加、ルート変更により、取扱いガスの濃度、成分が納入時と変わっていることが原因になる場合が多いです。また、充填材の目詰まりや循環配管の付着物や汚れにより、十分な風量を確保できず、処理能力が低下している場合もあります。
●日常点検、定期点検の実施
日常点検ではガス漏れや、振動、騒音の点検などを行います。定期検査では入口および出口のガス濃度測定や分析、差圧の測定、内部堆積物の検査など、製造メーカー指定の検査項目にしたがって点検を実施してください。
2.ファンの異常、振動 (起動しない、振動、異音発生 )
インペラーにスケール等の結晶物、ゴミなどが付着して振動が発生したり、ベアリングの摩耗により異音や振動、固着が発生する場合があります。電動機においても、ベアリング摩耗などにより異音や振動が発生する場合もあります。
●ファン、ポンプ、電動機のメンテナンス(ベアリング、ベルト交換)
Vベルトなどの消耗部品の交換、異音や振動の有無、ベアリングの点検、電動機の絶縁抵抗や腐食の有無等について点検し、不具合のある部品については新品への交換を行います。
3.活性炭の寿命、微生物の死滅、触媒の劣化等
ガス濃度の条件が当初想定と異なり、活性炭の目詰まりや微生物の死滅が発生しているにも拘わらず気付かずに使用し続けていることがあります。
●活性炭、触媒、生物脱臭用微生物の点検
使用状況に応じた定期交換が必要です。点検を実施し、不具合が発生している場合は交換、補充料により初期状態を維持します。
4.処理ガスの漏れ
ダクト締結ボルトの緩み、パッキンの劣化などによって、ガス漏れが発生し、臭気の漏洩や処理効率の低下が起きる場合があります。
定期的なガス漏れ点検や差圧確認を実施して下さい。